鮎川俊介の「晴行雨読」

晴れたら小さい旅、雨が降ったら静かな読書。風景や本、人との出会いを記録します。

「世界遺産田島弥平旧宅」ポスター

 

f:id:ayushun:20160624040602j:plain    

 通りに面したお店のショーウィンドウの内側に、「世界遺産田島弥平旧宅」という文字と切り絵風の絵が描かれたポスターが貼られていました。

 「富岡製糸場と絹産業遺産群」ともあり、この「田島弥平旧宅」が、富岡製糸場を中心とする「絹産業遺産群」の一つであることがわかります。

 この「田島弥平旧宅」は、伊勢崎市の境島町(利根川の南側)にあり、切妻造で桟瓦葺の二階建ての屋根に、養蚕用の気抜き(換気)の窓が付いた櫓(総櫓)が設けられている、きわめて豪壮な養蚕家屋です(幕末に建てられたもの)。

 3年前の春に境島町を訪れたことがありますが、「田島弥平旧宅」以外にも、その周辺に幕末や明治初期に建てられた2階建ての豪壮な養蚕農家(桟瓦葺で、「総櫓」のほかに「二つ櫓」や「三つ櫓」もありました)がいくつもあって、びっくりしたのを覚えています。

 まだ「世界遺産」になる前のことでした。