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鮎川俊介の「晴行雨読」

晴れたら小さい旅、雨が降ったら静かな読書。風景や本、人との出会いを記録します。

武孫平家住宅

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 伊勢崎河岸石灯籠の左奥にあった、歴史の年輪を感じさせる茅葺屋根の住宅は、船問屋であった武(たけ)孫平の屋敷でした。

 武孫平家の初代は武孫右衛門で、寛文3年(1663年)に船問屋を開業しています。

 それから明治10年代まで、二百数十年間の長きにわたって船問屋を営業してきたとのこと。

 ほんそば(西側)を流れる広瀬川の河岸の名前が「孫右衛門河岸」とも呼ばれたのは、その船問屋の武孫右衛門にちなむもの。

 かつて河岸に通じる急な坂があって、それを「馬坂」と言いました。  

 急な坂であったので、馬に荷物を曳かせて坂を上がったことからその名がついたというから、広瀬川の孫右衛門河岸には「旧河岸通り」から急な坂を下りていったことになります。

 茅葺屋根の船問屋の住宅が現存しているという点で、きわめて珍しく貴重であると思いました。