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鮎川俊介の「晴行雨読」

晴れたら小さい旅、雨が降ったら静かな読書。風景や本、人との出会いを記録します。

十二天橋より田川下流を望む

 

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 久保田河岸は、田川沿いの上(かみ)河岸、田川と鬼怒川の合流点の内出河岸、鬼怒川沿いの下(しも)河岸の、三つの河岸から成り立っていました。

 十二天橋は、田川と鬼怒川の合流点のやや上流に架かっている小さな橋。

 この付近に上河岸や内出河岸があったものと思われます。

 田川の上流には小森河岸や小塙(こばな)河岸があったから、この田川にもさまざまな物資を運ぶ船が往き来していたことになります。

 久保田河岸には7軒の河岸問屋があり、また結城・会津・白河・二本松・黒羽各藩の蔵が建っていました。

 鬼怒川や田川といった河川により、結城の久保田河岸は、奥州や下野地方と江戸とを結ぶ水運上においてきわめて重要な拠点の一つであったのです。