鮎川俊介の「晴行雨読」

晴れたら小さい旅、雨が降ったら静かな読書。風景や本、人との出会いを記録します。

御料理屋kokyu.

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 結城城址近くの水辺公園から駅方面へと戻る途中、通り左手にいっぷう変わった木造家屋を見掛けたので立ち寄ってみました。

 通りから見ると、右の建物と左の建物が渡り廊下で結ばれており、渡り廊下の下を潜って建物の正面へ出ると、広い庭が広がっていました。

 庭から建物を見ると、左の建物が入口(玄関)となっており、渡り廊下で結ばれた右手の建物は高いコンクリートの土台の上に建てられていて、濡れ縁の上に趣きのあるガラス窓が横一列に並んでいます。

 中にも縁側(回り縁)があり、おそらく障子戸の奥は広い座敷になっているのでしょう。

 現在、「kokyu.」という名前の和風レストランとして使われているようで、メニューが貼られた立て看板や開店時間が記された標示がありました。

 もと造り酒屋さんの別邸(昭和初年に建造)であったものを、まちづくりプロジェクトの一環として、和風レストランに利用することになったようです。

 結城のまちの魅力を高めるための、古民家活用の一例であると思われました。